シミの悩みは女性にとって深刻です。
早めに適切なケアをしなければ一生肌に残ってしまうこともあります…
顔中シミだらけで手遅れになってしまう前に正しい知識と対策方法を身につけましょう。
シミの種類
目次
シミの種類はたくさんありますので自分のシミの種類をしっかりと確認し、正しいケアをする必要があります。
◆老人性色素班
シミの中で最も多いタイプで紫外線を浴びてできるシミです。
◆炎症性色素沈着
ニキビの跡や虫刺され、湿疹、掻き傷など炎症が起こった後にできるシミです。
◆脂漏性角化症
「年寄りイボ」とも言われ、老化現象の一つとされています。
◆かんぱん
ホルモンバランスに影響してできるシミです。
30〜40歳代の女性に発生しやすく、症状が見られるのは50歳代後半くらいです。
◆そばかす
そばかすの主な原因は遺伝ですが、紫外線を浴び続けることによって症状が悪化することがあります。
またストレス、睡眠不足などがそばかすを悪化させることもあります。
セルフケアで改善できるシミと美容治療が必要なシミがありますので、ご自身のシミに合わせた改善方法を見つけることも重要です。
シミを消す方法
すでにできてしまったシミも早めにケアすることで増加を防いだり、薄くしたりすることができます。
日焼け止めでシミ予防
紫外線対策の基本は日焼け止めクリームの使用です。
市販されている日焼け止めクリームに表記されているSPA・PAの数値を確認し使う場面や時間に合わせて使用することが大切です。
SPF(Sun Protection Factor)
紫外線UV-B(肌が赤くなるまでの時間)を防ぐ力の大きさを表します。
SPFの数字は肌が赤くなるまでの時間を何倍伸ばせるかを表した数字です。
数値が高いほど肌を紫外線から守ってくれる時間が長くなります。
PA(Protection grade of UV-A)
紫外線UV-A(肌が黒くなるまでの時間)を防ぐ力の大きさを表します。
PAは「+」~「++++」までの4段階で表示されていています。
「+」が多いほどUV-Aを防ぐ効果があるため、屋外でのレジャーを楽しむ時は「+」が多いものを選ぶと良いでしょう。
SPFもPAも数字や「+」が高いほど長時間日焼け止め効果があるようです。
ただ数値が高いと肌への刺激も強くなります、ですので使う場所や時間に合わせ自分のお肌に合った日焼け止めクリームを選ぶことが大切といえるでしょう。
日焼け止めの正しい使い方
日焼け止めを塗ったのに焼けてしまう、焼けムラができてしまうなんて思ったことはありませんか!?
それは、使用方法や使用量が間違っているため、日焼け止めの効果を最大限生かしきれていないからなんです…
なので、日焼け止めの正しい使用方法を部分別にご紹介したいと思います。
<顔、首に使用する場合>
1. 日やめ止めを手のひらにのせ、顔の頬、額、あご、鼻に少量ずつ置く
2. 指全体を使ってクルクルと円を描きながら丁寧になじませる
3. 首は数か所にわけて置き下から上に向かってなじませる
日焼け止めを手のひらにのせて一気に顔全体に塗っていませんか?
それでは塗りムラができてしまい十分な効果を発揮することができません。
朝の忙しい時間帯は少し面倒だと思われるかもしれませんが、指の腹などをうまく使い小鼻の周りまでしっかりと塗りましょう。
<体へ塗る場合>
脚や腕に塗るときは、容器から直接肌へ出し優しく広げながらムラなく馴染ませる。
日焼け止めの効果を長持ちさせる方法
日焼け止めをきちんと塗っても汗をかいたりするとすぐに落ちてしまう事があります。
ですので、汗をかいたときはタオルで優しく抑え、2~3時間おきにこまめに塗りなおすことをオススメします。
肌のターンオーバーと整える
ターンオーバーとは皮膚細胞の生まれ変わるまでにかかる周期のことです。
生活習慣の乱れやストレス、タバコなどが原因といわれています。
でも肌のターンオーバーが乱れるとお肌にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
シミができる
ターンオーバーが乱れるとメラニン色素が排出できなくなりシミ増えたり濃くなったりしてしまいます。
肌がくすみ、乾燥しがちになる
肌の表面に押し出された古い細胞が剥がれ落ちず皮膚に残ってしまうため、肌表面がごわついたり、乾燥、くすみの原因になります。
毛穴が開く
肌のキメが乱れることで毛穴が開きたるみの原因となります。
シミに効く栄養素
シミ対策は食べ物からも予防することができます。
普段から口にする野菜や果物類がほとんどなので、今までより少し多めに摂ることを意識しましょう。
◆ビタミンC
イチゴ、オレンジ、キウイ、グレープフルーツなどの柑橘系の果物に多く含まれており、メラニンの生成を抑え、シミを薄くする効果が期待できます。
◆βカロチン
かぼちゃ、ほうれんそう、トマトなどの緑黄色野菜に多く含まれており、活性化酵素の作用を抑えてくれます。
◆ビタミンE
アーモンド、アボカド、大豆、ゴマなどに含まれており、活性化酵素の作用を抑えてくれます。
◆L-システイン
体の内側から代謝を促しメラニンの排出をサポートしてくれます。
生活習慣の見直し
肌のターンオーバーを改善するためには規則正しい生活習慣がとても大切です。
バランスの摂れた食事、適度な運動を心がけることでターンオーバー機能を高めることができます。
ヨガや半身浴をして心をリラックスさせるのもいいかもしれませんね。
質の良い睡眠
美白や美肌にとって良質な睡眠は欠かすことができません。
寝ている間は成長ホルモンの分泌が活発になり新陳代謝が促されます。
肌のゴールデンタイムと言われる22時~2時頃の時間帯にしっかと眠ることでシミ予防に役立つといわれいます。
睡眠不足が続いてしまうと、ターンオーバーが乱れ、シミの原因であるメラニンが排出されず肌に残ってしまいます。
良質な睡眠は他にもざまざまな美容効果をもたらします。
☑目のクマやくすみの改善
☑肌のキメが整いなめらかな肌になる
☑肌荒れ予防
☑ニキビ予防
☑たるみ改善
仕事が忙しくて早く寝ることができない方は、遅くても良いので決まった時間に寝るようにするだけでも効果があると思います。
シミに効く美白成分とは?
厚生労働省が承認する美白成分とは、メラニンの生成を抑えシミ、ソバカスを防ぐまたはそれに類似した効能が認められて成分のことです。
ビタミンC誘導体
メラニンの抑制を抑えながら新陳代謝を上げメラニンの排出をサポートし色素沈着するのを抑制することができます。
皮脂分泌をコントロールする作用もあるため、オイリー肌や乾燥肌、ニキビ肌どんな肌質にも効果が期待できます。
トラネキサム酸
シミの原因になるメラニン色素の生成を抑える作用、炎症を抑える作用があるため美白効果に期待できます。
他にも肝斑の治療薬にも配合されている成分です。
ルシノール
メラニンの生成を抑えシミや色素沈着の発生を防ぎます。
ビタミンC誘導体と併用することで美白効果がアップすると言われています。
アルブチン
メラニンが活性化する際に起こる酵素チロシナーゼを抑える作用があるためシミやくすみ予防に期待ができます。
プラセンタエキス
哺乳類の胎盤から栄養素などの成分を抽出した胎盤エキス。
肌細胞を活性化させターンオーバーを促進させるアミノ酸や抗酸化作用で細胞の酸化を防ぐ成分などが豊富に含まれているため、紫外線ダメージによるシミやシワを改善する効果が期待されています。
エラグ酸
イチゴやブルーベリーなどの果物に多く含まれる天然のポリフェノールの一種で、メラニンの生成を抑える働きがあります。
天然成分なので肌へ刺激が少なく副作用の心配がほとんどありません。
シミに効くハイドロキノン
シミ、ソバカスの原因となるメラニン生成に必要な「シロチナーゼ」という酵素の働きを阻止することでメラニンの生成を抑制してくれます。
ハイドロキノンはすでに出来てしまったシミを薄くする効果があると言われいます。
ハイドロキノンの使い方
ハイドロキノンには強い効果がある反面、間違った使い方をしていると炎症などの肌トラブルを引き起こす可能性があるので注意が必要です!!
そこでハイドロキノンの基本的な使い方や注意点についてご紹介したいと思います。
◆本格使用の前に必ずパッチテストをする
ハイドロキノンは肌の漂白剤とも言われるほど強い美白効果をもっていますが、肌への刺激が強いため、使用する前には必ずパッチテストをすることをおすすめします。
1.絆創膏にハイドロキノンクリームを塗る2.二の腕の内側などにはりつけ24時間程放置する3.肌に赤みやかゆみなどが出ていないことを確認できれば使用OKです
◆シミが気になる部分へ塗る
ハイドロキノンは肌への刺激が強いため、顔全体ではなくシミなどが気になる部分のみに綿棒などを使って塗ることをおすすめします。
ハイドロキノンの使用上の注意点
<紫外線対策をする>
ハイドロキノンの使用時は紫外線の影響を受けやすい状態になります。
ですので、外出をする際は必ず日焼け止めクリームをつけ紫外線などの外敵から肌を守りましょう。
<保管期間に注意する>
ハイドロキノンのは酸化しやすい成分ですので、開封後は日の当たらない場所で保管し、1ヶ月くらいで使い切るようにしましょう。
酸化してしまったハイドロキノンは肌に刺激を与えることもあるので、注意しましょう。
シミの疑問Q&A-よくある質問-
- Q・なぜシミは濃くなるの?
- A・加齢に伴う肌の代謝が衰え、酸化されることでシミの原因であるメラニンが排出されず蓄積されていくことでシミが濃くなると言われています。
- Q・肌のターンオーバーとは?
- A・お肌の新陳代謝のことで一定のサイクルでお肌を生まれわる作用のことです。
シミ消しについて-まとめ-
シミにはたくさんの種類があるので自分のシミの種類に合ったケアをすることが大切なようですね。しかし、最も重要なのはお肌にシミを作らせないということです。紫外線は夏だけでなく1年中肌に刺激を与え続けています。ですから、今日は日焼け止めを塗らなくても大丈夫なんて日は1日もないんです。お肌は正直ですので、毎日時間をかけてお手入れをしていればきっと美白というステキなプレゼントが待っているはずです。肌のターンオーバーを正常化させシミのできにくいお肌にするためには生活習慣の見直しも必要です。適度な運動や規則正しい食生活を意識して健康的な生活を送ってみてください。きっと体の内側からキレイなお肌へ生まれ変わることができると思います。
コメントを残す