【顔にできたシミを消す方法ってあるの?】セルフケアからレーザー治療までのまとめ

気づいたら、こんなところに「シミ」が!!なんてことありませんか?いつの間にかできてしまったシミって何とかしたい!!と思いますよね。
しかし、顔にできてしまったシミってどうやったら消せるの?そもそも本当に消える?って考えてしまうものです。

そこで、今回は顔にできてしまったシミを消す方法としてセルフケアから病院で行う治療法までをまとめてみたので参考にしてください♡

できてしまったシミを消すことは可能?

顔にできてしまったシミは、セルフケアで改善できるものなんでしょうか?

実は、一言で「シミ」と言ってもシミにはいくつか種類があり、自分でケアできるシミとできないシミがあります。
シミは種類によってアプローチ法が異なってくるのでご自身のシミの種類を把握しておくことはシミを改善させるうえで大切です。

シミの種類

ここで、シミの種類についてご紹介します。

■脂漏性角化症

一般には「年寄イボ」とも呼ばれているシミで肌の老化現象のひとつ。こめかみや頬の辺りにできやすい。

■肝斑

30~40代頃に女性ホルモンの影響により発症するシミ。目の下や両頬にでます。

■老人性色素班

紫外線によりメラニンが過剰に生成され皮膚に沈着したシミ。褐色で円形状のシミが顔以外にも手や腕などにでたりすることがあります。

■後天性メラノサイトーシス

後天性の皮膚疾患のひとつとされ、「あざ」として扱われています。真皮層の色素沈着。

■雀卵斑(じゃくらんはん)

いわゆる「そばかす」で、小さく茶褐色の点が沢山でるのが特徴。主に遺伝性のもですが紫外線の影響により悪化する場合もあります。

シミは、このようにタイプ分けされています。紫外線やホルモンの影響によりでやすいのが「肝斑」「老人性色素班」です。
シミによってセルフケアでは改善しにくいものがあります。その前にシミができるメカニズムについてお話します。

シミはこうやってできる

肌を守るためのメカニズム

シミは紫外線やさまざな要因により、刺激を受けた肌細胞が、その刺激を軽減するために「チロシナーゼ」という酸化酵素を活発化させ、「メラノサイト」(色素細胞)を促します。メラノサイトは【メラニン】という色素を生成し「ケラチノサイト」(表皮細胞)に受け渡たすことで、紫外線などの外部の刺激から細胞核を守っているのです。

もともとは、肌を守るために作られている「メラニン」が過剰に作られうまく排出できないと色素が沈着し、ゆくゆくは「シミ」となって表面化してくるのです。

ターンオーバーの乱れ

気づいた時に顔にシミができているのは、ターンオーバーの乱れによって蓄積されたメラニンがうまく排出できず、表皮に留まっているからです。
本来、正常なターンオーバーのサイクルにより古い角質やメラニンは垢となって排出されますが、様々な要因でこのターンオーバーのサイクルが乱れると排出ができず滞ってしまうのです。

これが、シミができるメカニズムです。顔にできてしまったシミを消すには、

ターンオーバーを正常に機能させてあげることなんです!

セルフケアで消せるシミと消せないシミ

シミによってシミ消しに効果的なアプローチ法は異なります☆そこでシミ別で見たケア方法をご紹介します♪


画像出典元:https://simi-off.com/how-to-remove-spots/

↑このようにシミによってケアが違ってくることから、消したいシミの種類を把握することが重要です☆

特に、セルフケアで消せないシミとして挙げられるのが、「脂漏性角化症」「後天性メラノサイトーシス」です。
「年寄イボ」と呼ばれる脂漏性角化症と「あざ」として扱われる後天性メラノサイトーシスは皮膚科や専門のクリニックで行うレーザー治療が適切です。

シミの主な原因

そもそも、シミの原因ってなんでしょう?ここでシミの主な原因ついて見ていきます☆

1.紫外線

紫外線にもUV-AとUV-Bがあり、UV-Aがシミのもとをつくる原因になっています。

2.ホルモンの変化

妊娠・出産・加齢に伴う女性ホルモンの変化の影響で一時的にメラノサイトが刺激されメラニンが作られてしまいシミのもとになります。

3.活性酸素

ストレス・大気汚染・タバコなどが要因で体内の活性酸素が活発化しメラノサイトが刺激されメラニンの生成が促されてしまいます。

4.傷・肌炎症・摩擦の影響

傷やかゆみによる炎症・摩擦によって肌が刺激を受け、メラニンが生成されます。

紫外線の他にもシミの原因は存在しています。特に「活性酸素」によるメラニンの生成は現代人に多い要因のひとつになっていると思います。ストレスの緩和や食生活の見直しはシミ消しケアに欠かせないでしょう。

紫外線対策で新たなシミをつくらない

できてしまったシミは、肌のターンオーバーのサイクルを正常化させることで改善できます。

シミ対策で必要なのは「新たなシミをつくらない」ということです!
日焼け対策はしっかり行いましょう☆

日焼けの種類

日焼けには2種類あるのをご存知ですか?

サンタン

⇒紫外線にあたって肌が黒くなる

サンバーン

⇒紫外線にあたって肌が赤くなる
主にサンタンはUV-Aによって起こります。黒くなるのはメラニンが作られるから。
一方、サンバーンはUV-Bによるもので肌への刺激がとても強い紫外線です。肌が赤くヒリヒリしやけどのようになるのが特徴。サンバーンはメラニンの生成が起きません。

人によって、サンタンタイプとサンバーンタイプがいます。サンタン体質の人はサンバーンの人に比べてシミができやすい人です。

日焼け止めの成分

日焼け止めを購入するときに何を目安にしたらいいでしょうか?よく目にするSPFPAってなんでしょう?日焼け止めの成分について以下を参考にしてください♡

【SPF】

⇒UV-Bに対応しています。
[肌への刺激が強いUV-B]

【PA】

「+」で表記されている⇒UV-Aに対応しています。
[シミの元となるUV-A]

サンタン・サンバーン別対処法

サンタンとサンバーンでは日焼け後の対応はやや異なります。万が一、日焼けをしてしまったらサンタンの人は冷やしてビタミンCと抗酸化力のある食べ物(大豆やトマトなど)や成分で肌を落ち着かせましょう。

一方、サンバーンタイプは赤くヒリヒリする箇所は十分に冷やしましょう!そしてアロエやハトムギなどの抗炎症効果のある成分を使い肌をケアしましょう。

美白スキンケアで日々の手入れをしよう

顔などにできてしまったシミは美白成分を含んだスキンケア製品で日々ケアをしましょう。沢山の美白化粧品があってどれを選んでいいか迷ってしまいますが、ここでシミ消しに有効な製品を選ぶための3つのポイント教えます♪

1.成分が医薬部外品のもの

医薬部外品とは、国(厚生労働省)が許可している成分を一定濃度使用して、効能や効果を有効にさせたものです。「お薬」程ではないけど、それに近い効果が期待できるものとして扱われます。

シミ消し(美白)効果のある医薬部外品の成分のご紹介です。

●ビタミンC誘導体
シミを予防し薄くする効果があります。

●アルブチン
メラニンの生成を抑えシミを予防します。

●エラグ酸
植物性のポリフェノール。酸化酵素を抑えメラニンの発生を防ぎます。

●コウジ酸
天然由来成分。「麹」から抽出されてもので、酸化酵素や炎症の発生を抑えます。

●ブラセンタ
メラニンの生成を抑えシミを予防します。

これらの有効成分が含まれているシミ消しクリームをチョイスしましょう♪

ちなにみ、美白に効果的な

「ハイドロキノン」
という成分が有名ですが、こちらは医薬部外品に当たりません。効果は高いですがリスクも高い成分です。ハイドロキノンが含まれた製品は少しずつ使用して肌に異常がでないか確認しながらケアしていきましょう☆

2.保湿力と浸透力があるもの

シミは紫外線の他にも、乾燥による肌の油分と水分不足が原因でなることがあります。乾燥により、肌のバリア機能が弱まると外部からの刺激を受けやすくなってしまいます。理想的な肌の水分量は30%と言われ、30%以下になると乾燥肌になります。

保湿成分として

「セラミド」「ヒアルロン酸」「プロテオグリカン」
など、保湿性と浸透性の高い成分が含まれているものを選んでいきましょう。

3.継続しやすい価格帯

シミを消すには、それなりの時間を要します。数日や数週間ではシミは消えません。シミ消しには予防も含め、長期的なケアが必要です。

そのためには、継続しやすい価格のシミ消し製品を選ぶことです。どんなに効果があっても継続できなければ意味がありません。金銭の価値観は人それぞれなので、成分などを見極めたうえでこの位なら継続できると思ったものを買いましょう☆

以上が、美白スキンケア製品を選ぶ3つのポイントです♡

食事の見直しでシミ消し対策

口から摂取するものはどんなものであれ、その影響を必ず受けます。だからこそ、食の見直しは健康面から見てもとても大切です☆糖分カフェインの摂取が多い方は体の中で活性酸素が活発になっていてシミの元であるメラニンが過剰に生成されているかもしれません。

シミの改善に繋がる食品を日頃から摂るように心がけていくと自然とシミは消えていくはずです。ここではシミに効く食品のご紹介です♪

ビタミンC

ピーマン・オレンジ・キウイフルーツ・ブロコッリーなど

エラグ酸

イチゴ・パイン・ラズベリーなど

ビタミンB2

豚肉・レバー・鶏肉など

βカロテン

にんじん・ほうれん草・すいかなど

これらの食物を摂取していくとシミのもととなるメラニンの生成を抑え、肌を健やかに保つように促してくれます☆

シミ消し対策~サプリメント~

通販やドラッグストアで見かけるシミ消しサプリ!サプリメントを飲んで顔にできてしまったシミを消すことも可能です☆
サプリメントに含まれる成分でシミに有効なのが【L-システイン】です。

L-システインって?

L-システインはアミノ酸の一種で肌のターンオーバーの働きを正常化させ抗酸化作用に優れている成分。普段の食事ではほとんど摂取することができないのでサプリメントで摂るようにするのがおススメです☆
シミや傷などの色素沈着に有効でL-システインが入ったサプリメントを飲み続けていくことで肌の色素沈着を薄くしてくれます。

生活習慣の見直しでシミ消し対策

色んな要因でできるシミですが、やはり食事同様、生活習慣の見直しも大切です!
睡眠不足や運動不足は体の活性酸素が活発になりメラニンの生成が促されてしまいます。

それなのに、ターンオーバーのサイクルが乱れてしまうので古いメラニン色素の排出ができずに、どんどんシミが浮上してしまうという悪循環が起きてしまいます。

そうならない為にも規則正しい生活習慣を送って適度な運動で体を動かし、イキイキとした細胞を巡らせましょう♪

シミ消しピーリング

シミを改善していく方法として、もうひとつご紹介したいのが【ピーリング】。
ピーリングはAHA(フルーツ酸)BHA(サリチル酸)が古い角質とメラニンを取り除き肌のターンオーバーを活性化してくれる働きがあります。ピーリングには自宅でできるセルフピーリングとクリニックで行うケミカルピーリングあります。この項目ではセルフピーリングについて説明します。

4つのタイプがあるセルフピーリング

セルフピーリングには4タイプあります。

●洗顔石鹸
●ふき取るタイプの化粧水
●塗って洗い流すジェルor泡タイプ
●塗ってそのままの美容液タイプ

ピーリング効果のあるAHAは天然由来成分なので比較的刺激が弱く敏感肌の方でも使用できますが、BHAは刺激が強いので肌が弱い方には向かないでしょう。
しかし、自宅でできるセルフピーリングには限界があります。製品によっては効果を実感しにくいものもあると思います。美容液タイプのピーリングは角質を柔らかくしてくれる効果があるもののピーリングを実感するまでには時間がかかるようです。

敏感肌の方はAHA(フルーツ酸)が主成分のピーリング商品を選ぶようにしてくださいね。ピーリングケア後はしっかり保湿をして肌に充分な潤いを与える事が大切です。古い角質が取れた肌はそれだけ外部からの刺激に敏感になっているのでしっかりケアをしないと逆に肌荒れの原因になってしまいます。

病院での治療法

美白スキンケアでケアし、食事や生活習慣の見直し、日焼け対策やセルフピーリングを試しても・・・それでも全くシミが改善されない!というなら、思い切って皮膚科や専門のクリニックで治療してみましょう。

病院やクリニックでは主に「レーザー」と「ピーリング」治療があります☆

レーザー治療

シミに即効性があるのがレーザー治療です。シミ部分に直接レーザー(電磁波)を照射してメラニンを破壊します。焼けたシミの部分は後々かさぶたとなって剥がれシミを消すという治療法です。

保険適用外の治療なので病院やクリニックによって価格は異なります。シミの種類や状態で有効なレーザーの種類が分かれているので、費用はその時々で変わってくるでしょう。

また、シミ消しレーザー治療は、照射した箇所のかさぶたが剥がれ自然になじむまでに1ヶ月を要します。そう考えるといくつかシミを消したい場合は完治までに最低6ヶ月はかかると言われています。

フォトフェイシャル

レーザーより波長を弱くして広範囲に照射できるようにしたものがフォトフェイシャルです。
フォトフェイシャルは1998年アメリカで開発されて以降、皮膚科やクリニックでの需要が広まっています。フォトフェイシャルはメラニンにダメージを与えながら肌のターンオーバーを促しシミ・くすみ・そばかすを治療していきます。

フォトフェイシャルも1回の施術では治療できないので、トータル4~5回の通院が必要です。価格は病院やクリニックによって異なりますが大体30000円前後だと言われています。

クリニックで行うピーリング

病院やクリニックで行うピーリングは薬剤やレーザーを使用するピーリング法があります。クリニックで使用する薬剤は成分も強く、施術後のケアがとても重要になります。医師の診察のもと適切な処置を受けましょう。費用は施設によって異なります。大体の相場は10000円前後のようです。ピーリングも数回の通院が必要のようなので、ご自身のニーズに合った病院・クリニック選びが大切ですね。

顔にできたシミを消す〜まとめ~

いかがでしたか?今回は顔にできてしまったシミを消す方法としてセルフケアから病院やクリニックでのシミ消し治療までをまとめてみました。病院やクリニックはシミ消しに効果はあっても費用や通院の手間を考えると、まずは自分でできることからシミ対策していきたいものです。何より、生活習慣や食習慣の見直しと日頃からの美白ケアと紫外線対策でシミは自然と改善されていくものでしょう。もちろん、セルフでは改善できないシミもありますが、自身がどんなシミなのかをしっかり把握していくことで、適切なケアができます。シミはしっかりケアしていけば改善されるし消えていきます。時間はかかるかもしれませんが何もしないでどんどん、濃くなるシミに悩むより自分でできる事から少しずつ取り組んでいくことで白くてつやつやな美肌を実現できますよ♪

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